一年ぶりの「生」は爽快で、時間を忘れさせるような夢心地の。すっきりとした出来事でした
※本記事は「小夜なら×表現集団蘭舞 第2回合同公演 『あの夕暮れをもう一度』」の感激感想になります。なるべくねたばれにならないように作成しますが、気になる方やあまり見たくないですよ!!これから見るから…という皆様はブラウザバックをお願いします※
皆様、お久しぶりでございます。 かれこれ1年ほど更新しておりませんでしたが、どのように皆様お過ごしでいらっしゃいましたか?
ご時世のある中で色々と苦労した人も多いと思います。 自分のブログでは、外の世界で観劇して感じた、観劇体験をほんの少しでも皆様に共有できればと思っております。
今回、見に行こうと思った経緯
ぶっちゃけ、観劇とかライブとか見に行くのが今回で今後見に行ったりできるかわからない状況になるため自分にとっての「さようなら」を言うつもりで観劇に行きました。
別に体調がやばいとか転勤とかで生きづらくなるとかではなく、いったん自分としての演劇ライフに区切りというか一つのゴールを設置しようと思っているだけです。決まっているものだと、配信公演を一つ観劇したらしばらくは自分の勉強に時間を使っていこうと思っています。
その中で、行ったことない箱。知らない人、知っている人が集まって物をつくるこの部隊が見たくなりました。衝動だよねもう。
今回の内容については、オムニバス形式での感激だったので1本づつ感想を述べていきたいと思います。
表現集団蘭舞様
「優等生と不良は交わらない」
えもえものえもです。エモですemotional!! emotionalの語源って「動く」ってラテン語?らしいんですけど心が動きました。
趣味も違えば、考え方も違う二人がたまたま重なり合ったときに一つの瞬間が生まれた。夕焼けを見るという一つの行為を共有してって感情がつきうごくんですよね。「こう思った!」の前に「しなきゃ!!」が先行している。何かに夢中になっていた高校生を思い出しました。
だからこその最後なんでしょうね。たまたまかさなりあっただけの二人なので交わらないんです。「重なった」だけ。
ただし、一度重なるような道に進んだ人ってまた交わることもあると思います。
それはいつになるかわかりませんが生きている中で一度はあると信じたいものですね。この二人もまた重なることがあることを願います。
「オレンジ色のふたり」
叫びます
碧ちゃん;;;;;;;;;;
結婚という、人生で一度っきりと思ってしまうイベントの中で今の自分の思いを互いに吐露しあえる人との結婚式前夜。話せる人がいる大事さや、思ったことを素直に話せる関係性が凄いいいなと思っています。互いに引っ込んだり飽きてしまったりなどマイナスな感情や思いがあふれているとこに対しての、声をかける感じがぐっと起案した。
今のご時世の中で、こうやって話せる人はいますか?家族とは話しているかもしれませんが、家族にも言いづらいことはもちろんあると思うし遠慮してしまうこともあると思います。そんな中でも、踏み出させてくれる人。相手を突き放して自分の元にいざない癒そうとする人。いろんな感情がある中でも、一歩を踏み出せるのが本当に幸せなんだなというのを改めて実感するような観劇でした。
がんばれ、がんばれ。女の子。男の子。
小夜なら様
「途上」
はずかしながら、すべてを把握することはできませんでした(ちょっとした発作みたいなもので聞こえなかった時間があり)たまーになってしまうもので、演じたり用意したりしている皆様に申し訳なかったです。
映像と朗読の感情に押しつぶされながら途上の状況を神支店で見ているかのような気持ちになりました。木下さんと森山さんのタッグのような演技を見るのは今回が初めてではなかったのですがとても。とても新鮮に感じるとともに。「どんな世界を見せてくれるのか」という僕を食べてしまうかのような引きずり下ろす気持ちになりました。…途中の部分が聞けてなかったのが本当に悔しい。
一個、厄介ファンが考えるものとして湯河さんと安藤さんが逆のものも見たいウッヘヘヘと思う一面も。最後のシーンとか文章的にも引きずり込まれる(物理)って感じで思う人もいると思いますが木下さんの内面的に切れるというか。感情を隠して隠してためる怒り。その爆発をみたの初めてで「キュン」としました。
「金魚鉢の夜」
時代や話し相手が変わる。おそらく一度ですべてを理解すると頭がスライムになりそうな感じでした。実際僕はそのあと考えることができなかったです。
「あなたを愛した、それが私の罪ならば、私、罰だってきっと受け入れるわ。」というワード。潜在的に持っている猟奇性というか。悪意が押し寄せてくる感じ。とっても怖かったです。(誉め言葉)どこまでが罪で、どこまでが罰だったのか?それを聞ける相手はいませんが。きっと。どこかに残ってしまう。積もってしまう。そんな悪意がにじみ出て毒となり押し寄せてきてしまう状況や思いになっていったのだと思います。人って怖い。
そういった思いを秘めながら聞いて。聴いて。日記を声で感じ。脚本をみて感じることができると思います。
すごい影響を受ける人もいると思います。ただ、人は必ずこういった思いを抱えて生きているんだなぁと性悪説を感じました。
感想総括
- どちらの団体も素敵な時間をありがとうございます
- また、こういう感じで観劇できる。公演を見れる日常がこれそうで楽しみです。
- 何度か見ている役者さんの違う顔をみれる。感じれるのも表現やボキャブラリーを得るうえで楽しめました!!
オデ、ニンゲン、コワイ- 皆さんの準備していらした衣装が素敵でした。夕焼けに回る。
- 「生きている」、そう感激して感じました。今後も楽しみです。
小話
今回の小屋?について
- 自分、高所恐怖症なのでむかうさいに空中庭園?みたいなものがあって
ひた
ひた
と、一歩歩くごとに外の雰囲気が見えて怖いよおおおおおおおおおおお!!!ってなりながら歩きました。
いろんな観劇してきましたが、恐怖と絶望が事前に襲ってきた感覚からのスタートでした。
帰りも一世一代の勝負を仕掛けながら帰りました…!
※普通に感激はすごい楽しみでした、高いのが…※
写真詩集
今回の主催お二人様と一緒に参加させていただいた写真詩集「手のひらに流星群」という写真集があるのですが、僕もこっそり参加しています。
識さんとダーハナさんのサインもらおうとしてたけど忘れてた…;;
Junya Shinzawa/ Kaku(ka)